初めての香港:日本とは違う成長の匂い/My first Hong Kong: Smell of Growth on the contrary to Japan
初めての香港、初めてのLCC
昔付き合いのあった香港のヘッジファンドの人間に香港を訪れるベストシーズンとして迷わず11月を挙げられました。これを覚えていたわけではないですが、2017年11月中旬に香港に出かけました。半分は仕事ですが、週末を絡めて初訪問の香港を少し観光させてもらおうというユル~い出張計画です。初めはフラリと一人で出かける予定だったのですが、同じく香港に行ったことがない連れが仕事を休んで何としても一緒に行くと言い出したので若干予定を変更、かねて興味のあったLCCを使ってみようということに。LCC(格安航空)は近年インバウンド、アウトバウンドともに大きな起爆剤となっている存在にも関わらず、今まで乗ったことがなかったのでぜひこの機会に体験してみようということになりました。
My first Hong Kong, My first LCC
I once knew the Chinese guy who had worked at a Hedge fund in Hong Kong. He recommended November as the best season to visit Hong Kong. Luckily I was given the chance to visit there on November this year. I had to finish a job on Friday afternoon but after that I could spend weekend for sightseeing. My initial plan was lonely business trip off course. But my wife insisted to go together as she had not been to Hong Kong either. So I changed my plan to try LCC for the first time. LCC is nowadays working as explosive of Inbound and Outbound mainly in Asian region. I wanted to try this LCC by my experience even though it sacrifices the business class trip.
(English text continues to the latter half of the page)
選んだLCCはJetStar、平日出発、平日帰国を選んだら、なんとお一人様2万円足らず!新幹線で東京-新大阪を往復するよりも安い!出発時刻は金曜日の朝8:30.まあLCCとしてはまともな時間帯、とは言っても離陸時刻の2時間前の6:30にカウンターに行くには朝5時前に都内の自宅を車で出る必要があり、それなりにタイトなスケジュール。ただ昼過ぎには香港に着くので、仕事は金曜のうちに終えられそうなのが魅力でした。
ちなみに成田国際空港におけるLCCの発着は2015年にできたばかりの「ターミナル3」、ターミナル2から歩いて15分。ターミナル内にはコンビニが1軒とイートインコーナーがありますが、出国審査を通り抜けてしまうと免税店コーナーはかなりショボい。機内で食べるランチを買うにも、たった一つのコーヒーショップで買えるサンドイッチだけですので、あらかじめ出国審査の前にコンビニで買っておくことをお勧めします。
免税店ゾーンはこれだけ!化粧品、ブランドバッグ、東京土産のほかに小さなコーヒーショップがあるだけ。
これで免税店ゾーンのすべて。
これが初めてのLCCの機体になります。
とにかく座席が極端に小さいのではないかと警戒していたのですが、背筋を伸ばすとこの程度のゆとりはあります(弊職は日本人としては中肉中背)。ほっと一安心。
しかし機中で参ったのが機体の揺れ!とにかく気の休まる暇がないほど激しい揺れで、滞空時間の半分くらいはシートベルト着用サインが出ていたように思いました。たまたま天候が悪かったのかと思ったのですが、冬期はジェットストリームの流れが激しく、向い風状態になる香港行き便はかなり激しく揺れるそうです。逆に“追い風”状態になる帰国便になると揺れはさほどでもなく、フライト時間も1時間以上短縮されました。LCCだけに機内サービスは一切ありません。ドリンク、フードはすべて有料、持ち込んだアルコール飲料は機内で飲むことを禁じられています。もちろん映画のスクリーンパネルも無し。と言っても、5時間程度のフライトなら、価格を考えて十分に容認できるレベルかなという結論としました。
香港グルメあれこれ
当初に予定していたお仕事は金曜の午後いっぱいで片付きました。
仕事が終わった時にはもうこんな時間。図らずも外に出たところで、「100万ドルの夜景」の端っこを見ることができました。すっかりお腹を空かせて向かったのが九龍地区で有名な紅磡(ホンハム)にある有名な四川レストラン「詠藜園」(Wing Lai Yuen)。担担麺が美味しいところです。
いや、これは美味しかった!一見すると猛烈に辛そうな赤いスープも、決して暴力的に尖ったものでなく、出汁の旨さがよく出ています。入国して最初の香港グルメとしてはまずまず。
翌朝のブランチに訪れた「添好運(Tim Ho Wan)」。ミシュランで星を一つ獲得した飲茶のお店。“世界で最も安価な星”と呼ばれるだけに、10時過ぎに着いたのにすでに大行列。それでも回転がいいのか30分ほどで入店。
鶏の足、これが大好きなんです。その横に見えるのがこの店の一押し「叉焼包」。これは人気の出るのがわかる、大当たりでした。
これはマカオの「Solmar」でいただいたもの。マカオでは純粋な中華でなく、ポルトガル料理とのフュージョンを楽しみました。最初の写真が「トーストのエビフリッター乗せ」。実に単純極まりないですが、これが物凄いベストマッチ!シンプルなものだけに、日本のカフェで出しても人気が出るんじゃないでしょうか。次の写真左はラム肉のステーキ、その横が舌平目のムニエル。こちらも絶品。
ホテルのすぐ目の前にある市場は朝早くから空いてます。魚の活きの良さにびっくり。
これも同じ市場の中での写真。やはり市場は早朝からにぎわっていて、生活のエネルギーを感じます。
このほかにもミシュランでピブグルマンを受けたお店は無数にありました。食べ歩きに関する限り、やっぱり香港は最高です。
香港で驚いたこと
① 英語が通じない!
これには驚きました。もちろんホテルや空港、駅など観光客の集まるところでは普通に通じますが、街に出ると店でも飲食店でもほぼ9割がた通じない!一つには我々があまり高級なところに興味がなく、街中で美味しそうな匂いを出している店ばかり出入りしていたこともあるかもしれませんが、それにしてもお勘定の数字や、「水をください」といったきわめて単純な単語まで通じないのには驚き。香港の学校では子供の時から英語教育をしているはずなのですが、恐らく彼らは今まで英語の教育をまったく受けていない種類の方々に見えました。このことを10年くらい以前に香港を訪れた友人に話すと「そこまで通じないとはちょっと信じられない」と言われました。そうなるとここ数年間で大きな変化が起きているのか?
一つ考えられるのは「労働市場の分断」。香港で英語教育を受けた“上澄み”の若い労働力は銀行や企業のマネジメント職に就き観光客の目に触れるようなところには出てこない一方で、接客などのサービス業は中国本土から渡ってくる安価な労働力を使っているというもの。この現象は少なからずあると思います。LCCの発達による観光客の増加に加えて、アジア全体の景気好調が予測される中で地域の中心に位置する香港の重要性はさらに強まりつつあります。中国本土からの労働力流入は止むことがありません。そのように考えると、街中ではほぼまったく英語が通じないことにも合点がいくのですが、もしももっと事情に詳しい方がいらっしゃれば教えていただきたく。
② 不動産価格の高騰と家のない若者の群れ
近年ではグローバルな流動性拡大もあって不動産価格の高騰が続いています。街角の不動産屋さんで撮ったショット。広東語はわからないなりに解読してみると、最初の写真が売買物件の広告、右上の物件は495平方フィート(46㎡)の2DK、1964年の建築(築53年)で618万香港ドル(9,300万円)、次の写真が賃貸物件、左下の物件を見ると287平方フィート(26.6㎡)のワンルームで14,300香港ドル(214,500円)/月。ざっと考えて東京の3倍の水準ではないでしょうか。
ここまでアパートが高くなると若年層にとっては部屋を借りることが難しくなり、多くの場合は多人数で部屋を借りてシェアすることになるようです。実は写真には残せなかったのですが、香港の街を歩いていて歩道橋の下や屋根のある公共スペースの下に夕方からシートを敷いて数十人サイズの若者たちが飲食している風景を度々見ました。楽しそうに見えたので、最初は同郷の仲間が集まって宴席を設けているのかと思いましたが、現地の人間に聞いてみると、あれは家のない人たち、もしくは多人数でルームシェアをして交代で外で寝ている人たちだそうです。確かに香港だったら外で寝ても凍死することはないと思いますが、これもひとつの“成長の歪み”かもしれません。
③ 街を歩いている年齢層が若く、歩くテンポが速い!
東京で平日の日中に街中を歩いている一団の平均年齢を推し図ると、多くの場合その平均年齢は50代を超えているのではないでしょうか。ただ香港を歩いている群衆の平均年齢は30代くらいに見えました。明らかに東京よりもはるかに若い水準にあります。若い労働力が常に中国本土からも供給されていることもあり、日本とは様変わりに労働人口は豊富なようです。
地下鉄や公共機関も常に人でいっぱいで経済が動いているエネルギーを感じます。その中でも特に印象深かったのが、人々の歩くペース。歩調が速いことで知られる大阪人よりも速いのでは、と感じました。そのスピードを後押ししているのじゃないかと感じたのが、下に貼り付けたYoutube。ここでは映像ではなく音声を聞いてほしいのですが、最初のものが地下鉄駅のエスカレーター、2つ目が街中の歩行者用信号ですが、どちらもテンポの速いリズム音が耳につきます。香港の人々は日夜このリズムに背中を押されて動いているかのようで、経済を動かし続ける音のように聞こえました。
まだまだ再開発の波は衰えません。
④ 「愛想はただやないんやでぇ」
香港のお店では決して『Smile=0円』ではありません。これが中国式なのかどうかはわかりませんが、お店に入って店員に笑顔を求めることの虚しさを思い知りました。と言っても仕事がいい加減なわけではなくて、オーダーを間違えた時なども余計な自己主張をせずに仏頂面をしながらもちゃんともう一度持ってくる。まあこれが当地のスタイルか、と納得。
⑤ 日本製品が席巻する分野は?
少なくとも食品(菓子を含む)と化粧品に関しては日本製品が完全にマーケットを席巻しています。一言で言ってしまうと「自分の体に取り込まれるものは安全な日本製品に限る」といった感じです。これは決して贔屓目ではなく、明らかに高級スーパーに行っても日本直送の野菜が高級品として特別なコーナーが設けられていました。女子向けのお菓子屋さんでも並んでいるのは見事に日本製品ばかり。
デパートの日本食コーナーの看板。
日本直輸入の野菜たち。
お菓子屋の棚。見事なくらいに日本製品ばかり!
これは日本の経営をアピールするカレーショップ。エビフライオムカレーが76香港ドル(\1,140)ですから、当地の物価としてはかなりのプレミアムがついています。
日本人の皆様、このポスターのロゴが解読できますか?これは地下鉄の駅で見た“日本から持ってきたように見せかけた”ポスターですが、内容は意味不明ですね。しかしこのように日本製をアピールすることがブランド価値を高めているようです。ドラッグストアの化粧品売り場もほぼ日本製品で埋まっていました。特に「雪肌精」はどこにでもありました。
食料品ではないのですが、アニメ調のイラストもそこら中で目にしました。写真は地下鉄の駅で(おそらく)マナーを呼びかけるサイネージですが、これは明らかにアニメ「君の名は」の影響を受けているのでは。
⑥ 『出前一丁』の存在感が半端ない!
これも前段に関連することですが、日本人ならば誰でも知っている初期インスタントラーメンの一大ブランド『日清の出前一丁』の存在感が半端ない!多くの日本人にとって『出前一丁』というと、50年以上前のインスタントラーメン草創期に一世を風靡したもはや“セピア色”のブランドですが、香港における支配力には目を見張るものがあります。
これは街角の定食屋の前に並んだ“朝のラーメン定食”のメニュー。ベースとなるラーメンはすべて『出前一丁』。『出前一丁』が無くなったら香港人の生活に重大な支障をきたすことになるでしょう。実は真の「ブランド価値」を有するのはこうした製品です。自分の株式ポートフォリオを作るに当って、柱に据える銘柄は「アジアのデマンドを充足する銘柄」にしようとしています。そう考えると今回の香港旅行の思わぬ収穫は、日本では印象が薄れていた『出前一丁』のブランドを再発見させてくれたことかもしれません。
My first Hong Kong, My first LCC
I once knew the Chinese guy who had worked at a Hedge fund in Hong Kong. He recommended November as the best season to visit Hong Kong. Luckily I was given the chance to visit there on November this year. I had to finish a job on Friday afternoon but after that I could spend weekend for sightseeing. My initial plan was lonely business trip off course. But my wife insisted to go together as she had not been to Hong Kong either. So I changed my plan to try LCC for the first time. LCC is nowadays working as explosive of Inbound and Outbound mainly in Asian region. I wanted to try this LCC by my experience even though it sacrifices the business class trip.
LCC fright to Hong Kong was JetStar. The fare was less than \20,000 ($177) per person! It is cheaper than Shinkansen between Tokyo and Osaka! Departure time was 8:30AM. That means I have to be the 3rd terminal of Narita Airport at 6:30AM and I have to leave home by the car before 5:00AM. In spite of tight schedule, it arrives in Hong Kong around noon and maybe I can finish the job by Friday night.
The 3rd terminal of Narita airport was built on 2015 as that for LCCs. It is 15 minute walk from the 2nd terminal. In the terminal there were a convenience store and eating space for various casual restaurants. However Duty Free shops were quite shabby after Emigration. If you need lunch during the fright, you have only one Café. I recommend you to prepare lunch box before the Emigration.
This is the map of DFS zone. Cosmetics, bags, Tokyo souvenir, and a Café.
That’s all for DFS zone.
This is my first airplane of LCC.
I had been afraid that seat size could be extremely small. But it was a bit more spacious than United Air and it looks so when I keep my back straight (I am medium build as Japanese size). What a relief!
What a horrible was shake of the plane.! It was so bumpy that safety belt sign was on almost half of the fright hours. Later I was told that airplane flying toward west is bumpy during winter time as it flies against the Jet stream. On the contrary the return fright was quite smooth in the tailwind and the fright time was shortened by more than an hour. There was totally no service as it is LCC. Drink, food, movies, everything is charged and you can’t take alcohols which you brought in. However it was just 5 hours fright and if you take fright fare into account it is enough within tolerance all in all.
H.K. Gourmet here and there
I could finish the job by Friday night.
It was the time like this. I could view a piece of “Million Dollar night view” outside. I was so hungry that we head for “Wing Lai Yuen”, famous Sichuan cuisine in Kowloon. Spicy Dandan noodle soup was so tasty!
So nice! The red soup looks extremely hot at a glance, but it was not violently hot. You can feel the rich umami of soup stock. It was really nice entry to Hong Kong gourme.
Next morning for the branch I went to “Tim Ho Wan”, Dim Sim with a star of Michelin. It is said to be “the cheapest star in the world”. Just after 10:00AM a lot of people were waiting in line already.
Chicken feet, my favorites. Beside is Pork barbecue pao, the best recommended here. This was really big hit!
These dishes are from “Solmar” at Macau. We enjoyed there fusion cuisine of Chinese and Portuguese. The first picture is “ Prawn fritter on toast”. Very simple but the best match! I’m sure that it can be very popular even in Café in Japan. The left on 2nd picture is Lamb steak and the right is Of tongue flounder meuniere. Both are fabulous!
The market in front of the Hotel is open from early morning. Fishes are very lively.
They are also photos in the market. I could feel energy of people’s lives from the market in early morning.
Out of those there were many restaurant with Bib Gourmand of Michelin. Hong Kong is the best place for eating out.
I was surprised in HK like followings!
① English is not available anywhere!
I was really shocked with this. Except Airport, Hotel, or terminal stations, English is almost unavailable anywhere in the town. It might be partially because we looked only for folksy shops and restaurants with good smells. But even very simple words like “Bill, please” or “Give me a glass of water” never worked. People should have been educated in English from elementary school in Hong Kong. I guess people I talked were those who had never learned English itself. My friend who had been in Hong Kong 10 years ago said he couldn’t believe it. That means there was recent changes.
One possibility could be “Division of the labor market”. Young top-layer people who have been educated in good schools in Hong Kong commit jobs in Banks and other management jobs and they stay invisible from tourists like us. And cheap labor force from Continental China commit front jobs in tourism. I guess this phenomenon works somehow. Hong Kong is located the center of the Asian region where whole area is expected to grow more and the rapid development of LCC brings more Inbound and Outbound tourists. Labor inflow from Continental China is inevitable. This is just my imagination. If you have any additional information, I really like to share it.
② Inflating Real Estate prices and herds of young people without home
Real Estate prices are rising up continuously aided by global liquidity expansion. These photos were shot at real Estate shop on the corner. Even though I don’t understand Cantonese, I tried to figure out from Chinese letters. The first shot is an ad of properties for sale. The property of up right is 2 bedrooms and kitchen with 46㎡, built in 1964, and the price is $HK6.18 million (≒$US823,000). The next photo is properties for let. The left below one is studio type of 26.6㎡ and the rent is $HK14,300(≒$US1,898)/month. Roughly speaking they are 3 times more than Tokyo.
At this level, it becomes extremely difficult to rent flat for young generation. They mostly share the room with their friends. Although I couldn’t take pictures, I often saw young people groups eating and drinking under pedestrian bridge or public parks under roof. I firstly thought they were parties of homies from same Chinese province, but they could have been herds of young people without homes or room share partners who slept outside by turns. They don’t worry to freeze to death in Hong Kong. It could be one of “Strains of growth”.
③ Generations are much younger than Tokyo and they walk quite fast!
When you are hanging around in the town of Tokyo, you would find surrounding people’s generation is much over 50s. However the people on the street of Hong Kong looks just mid of 30s. They are clearly much younger than Tokyo. Young labor generations are coming from Continental China and labor population looked quite rich.
In public transportation like subway was always full of people and I felt the energy of economy in movement. I was also impressed with speed people are walking, they walk faster than even Osaka people who are known as impatient. This people’s rhythm might be pushed by sounds like Youtubes below. Those are sounds at tube station and pedestrians’ signal. You can hear very rush rhythm. It seemed like that Hong Kong people are always pushed by these rhythm in everyday life to turn the economy.
Developments are still going on.
④ Smile is never free!
In restaurants in Hong Kong smile is never free. I’m not sure if this is Chinese standard but it is fruitless to seek smiles of clerks. However they work quite properly and they bring another dish when they mistake orders without complaint (but with sour look). Maybe this is the local style.
⑤ Areas where Japanese products prevail markets
Japanese products are prevailing markets of process foods, confectionary, and cosmetics. In one word, they put a trust on Japanese products which are taken to their bodies. This point of view is never that in favorable light. Luxury super markets have special shelves for vegetables sent directly from Japan and shelves of confectionary stores are dominated by Japanese products.
This is the ad panel of Japanese food corner in a department store.
Japanese vegetables corner.
Confectionary shelves. They are dominated by Japanese products!
This is the curry restaurant appealing Japanese management. Curry and rice with prawn fries and omelette costs $HK76 (≒$US88). This is quite premium price compared with other local fast foods.
Do you understand Japanese and do you understand what is written in this poster at tube station? As a Japanese text this is just meaningless. But this sought of Something like Japanese atmosphere adds Brand value to the cosmetics product. Cosmetics shelves in drug stores are also dominated by Japanese products.
These are not food products but those signages at tube station which recommend public manners (maybe). Don’t you think that they are clearly affected with recent Japanese animation film “Your name”?
⑥ Brand value of “Demae Iccho” is predominat!
This is also related with previous chapter. “Demae Iccho” is the brand of instant noodle soup in Japan. It is the brand over 50 years and it seems to be a “Retrospective brand” in Japan. However the presence of “Demae Iccho” in Hong Kong was a staggering one!
This is breakfast noodle soup menu of a restaurant at a corner. Basic noodle is “Demae Iccho” for all. Without “Demae Iccho” it would bring devastating change in daily lives in Hong Kong. I guess those products hold true “Brand value”. On the basis of my equities portfolio, I plan to put equities to fulfill demands in Asian area. This discovery of “Demae Iccho” could be one of important fruits of this trip to Hong Kong.